こんにちは、転勤族×Webライターのはつみんです!
ブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
「丁寧な暮らし」って、なんだか素敵だなって思っていました。
季節の食材を使った彩りごはん。余白のあるダイニング。
SNSで見かける「整った暮らし」に、私もずっと憧れていたんです。
とはいえパートに出ていた頃は毎日バタバタで、丁寧な暮らしとは程遠く…。
SNSやブログ記事を見ながら「私もこんなふうに暮らしたい…」と、憧ればかりを募らせていました。
家にいる時間が長い在宅ワーカーになった今なら、きっとそんな暮らしができるはず!
最初はそう思っていたんです。
でも実際は、仕事に追われてごはんの準備に疲れ、
「ずっと家にいるのに、丁寧どころか基本の家事もできてない…」と自己嫌悪ばかり。
特に私の自己嫌悪を招くのは「食事の準備」。
もともと料理が好きというわけでもなく、毎日の食事づくりは正直ちょっとしんどいな…と思う日も多くて…。
そんな私が少しずつラクになれたきっかけは、「丁寧に暮らす=全部をがんばることじゃない」と気づけたからでした。
今回は、私が手放して心がラクになった家事の中から、「食事のやめ家事」を5つご紹介します。
同じように、日々をがんばっている誰かのヒントになればうれしいです。
丁寧な暮らしがしたいのに…うまくいかない理由ってなんだろう?

在宅ワークに切り替えたばかりの頃は、「家にいる時間が長いんだから、丁寧に暮らせるはず」と思っていました。
実際、最初は気合いが入って、朝から洗濯をして、ごはんも一汁三菜を意識して…。
でも、それは長くは続かなかったんです。
仕事に集中したいのに、頭の片隅では「夕飯どうしよう」「あれ買い忘れてた」と考えていて、
気づけばいつも気持ちがざわざわ。
しかも「在宅なんだから時間あるよね?」という目に見えないプレッシャーもあって、
自分でも「もっとできるはず」って思い込んでしまっていたんですよね。
結果、「今日もちゃんとできなかった…」と落ち込む日々。
丁寧な暮らしを目指していたはずなのに、いつしかそれがプレッシャーになっていたんです。
気づけばそんな思い込みが、私自身を苦しめる「重たい理想」になっていたのかもしれません。
それこそが、丁寧な暮らしがうまくいかなかった理由だったと、今でははっきり思います。
そんな私が少しずつラクになれたのは、「がんばることを手放す」という選択をしたからでした。
「丁寧に暮らしたかった」私が、手放してラクになった家事5つ

ここからは、そんな私が「丁寧な暮らし」に縛られていた頃に、少しずつ手放してラクになれた食事づくりの家事を5つご紹介します。
無理して続けるよりも、手放すことで心と時間に余白が生まれる。
そんな気づきのきっかけになった「やめ家事」の記録です。
どれもすぐに真似できるような小さなことばかり。
同じようにモヤモヤしている方の参考になればうれしいです。
1汁3菜をやめた|“味噌汁+主食”でも満たされる
「在宅ワークだし、家にいる時間が長いから1汁3菜くらいは出さなきゃ」
私の中には、そんな思い込みがずっとありました。
彩りよく、副菜を何品も並べて…。
SNSで繰り返し見た、そんな憧れの食卓。
でも現実はそこまで手が回らなくて、何度も自己嫌悪に陥っていました。
ある日ふと、
「具だくさんの味噌汁とごはんだけでも、案外ちゃんと満足できてるかも?」
と気づいたんです。
野菜もたっぷり取れるし、準備も片付けもぐんとラク。
- ごはん
- 具だくさん味噌汁
- メイン(焼き魚や炒め物など)
- サラダ(スーパーで売っているサラダミックス)
今では、「一汁三菜」にこだわるのは特別な日だけ。
普段は、お味噌汁をちゃんとつくるだけでも十分に丁寧、と思えるようになりました。
「ちゃんとしなきゃ」を手放したことで、ごはんづくりのハードルがぐっと下がった気がしています。
つくり置きとまとめ買いをやめた|がんばらなくても回る仕組みへ
SNSやレシピ本で見かける「週末のつくり置き」や「まとめ買いして1週間乗り切る献立」。
それを実践できたら、きっと家事が回って丁寧に暮らせるようになるんだろうな…、と思っていました。
でも実際やってみると、週末のつくり置き作業がプレッシャーになってしまって…。
料理が苦手なのに加えて、家族がそろう休みの日にずっと料理をしていることに苦しさを感じていました。
さらに、段取りの悪い私はせっかくまとめ買いした食材を使い切れずに傷ませてしまうことも多く、
そのたびに「もったいない」「うまくできない」と自己嫌悪。
そんな日々に疲れて、あるときふと思ったんです。
「そもそも“まとめてやる”スタイルが私には合ってなかったのかも」って。
それからは、食材をこまめに買い足して、その日できる範囲でごはんを用意するように変えました。
結果的に、食材の無駄も減って気持ちもラクに。
今では「つくり置き」も「まとめ買い」も、やりたいときだけやる「選択肢のひとつ」として扱うようになりました。
SNSで見た、つくり置きが冷蔵庫にずらっと並ぶ写真。
「つくり置きができる人=丁寧」という幻想にとらわれすぎていたのかもしれません。
献立を考えるのをやめた|「曜日固定」で悩む時間が消えた
「今日は何作ろう…?」
毎日この問いに向き合うのって、地味だけど本当にしんどくないですか?
外で働いていたときはもちろんですが、在宅ワークをしていても仕事の合間に買い物やごはんの段取りを考える時間が地味に負担で。
気づけば午前中が献立を考えるだけで終わっていたことも…。
そこで思い切って取り入れたのが、「曜日メニュー制」でした。
たとえば我が家では、こんな感じでざっくりと決めています。
- 月曜:カレーか丼
- 火曜:麺類(パスタなど)
- 水曜:冷蔵庫整理の日(なんでもアリ)
- 木曜:肉や魚でがっつりおかずの日
- 金曜:冷凍ストックの日
細かく献立を決めるのではなく、ざっくり「テーマ」を決めるだけ。
たとえば、子どもの習い事でバタバタする日はサッと作れる「パスタ」や「丼」、何もなく時間を作りやすい日にはちょっと手の込んだもの…
と、スケジュールに合わせて調整しています。
とはいえ、ガチガチに決めるんじゃなくて「今日はこっちの方がラクかも」と気分で変えてもOK。
余裕がある日は手間をかけてもいいし、疲れてる日は冷凍ごはんで済ませる日があってもいい。
大事なのは、自分の暮らしに合った仕組みを作ることなんだなと実感しています。
映える盛り付けをやめた|器を変えるだけで気分が整う
SNSで見かける、彩り豊かな食卓や美しく整ったワンシーン。
ついつい「私もこういう盛り付けをしたいな」と思って、器を並べたり、副菜をちょこちょこ作ったり…頑張っていた時期がありました。
でも、正直疲れちゃって。
「やっぱり無理してたんだな」って気づいたんです。
そこで取り入れたのが、「ワンプレートごはん」。
メインと副菜をひと皿にまとめて、スープはスープ皿に。
それだけで盛り付けの時間も、洗い物も、びっくりするほどラクに!
最初は「手抜きかな…?」と気になっていたけれど、実際にやってみたら家族からの反応もよくて、気持ち的にもすごく軽くなったんです。
特に子どもは「レストランみたい!」と喜んで、よく食べてくれます。
最近はお気に入りのプレート皿を使って、ちょっとずつですが盛り付けも楽しめるようになってきました。
料理は得意じゃなくても、「私らしい食卓」でいいんだなって思えたことが、何よりの収穫です。
「きちんと=たくさん並べること」じゃない。
「必要な分を、おいしく、気持ちよく食べられる」それだけでも十分なんだなと感じています。
冷凍食品やお惣菜に罪悪感を持つのをやめた|手抜きじゃなくて「味方」にする
「冷凍食品やお惣菜に頼るなんて、ちゃんとごはん作れてない証拠」
そんなふうに思い込んでいた時期が、私にもありました。
SNSで見る丁寧な暮らしをしている人たちは「手づくりごはん」が当たり前の世界。
ちゃんとやってる人を見るたびに、「私ももっと頑張らなきゃ」と焦ってしまっていたんですよね。
でも、1日中仕事をしていると、夕方にはもう体力も気力も残っていない日もある。
これは在宅ワークになっても同じことでした。
そんなときに冷凍食品やお惣菜に頼ることって、本当はすごくありがたいこと。
だけど、丁寧な暮らしにとらわれすぎていた私は「罪悪感」だけが先に立っていたんです。
でもある日、家族に「お店でお惣菜を選ぶのって楽しいよね」って言われて、ハッとしたんですよね。
そうか、これは手抜きじゃなくて、私の暮らしを助けてくれる味方だったんだって。
今では、週に1〜2回は「冷凍・お惣菜の日」をあらかじめ決めて、その日は「がんばらない日」として気楽に過ごせるようにしています。
あとは、おうちにお惣菜を配達してくれるサービスやミールキットを味方にするのもいいですよね。
罪悪感がぐっと下がる、国産食材を使った「ちょっといいもの」を届けてくれるサービスなら最高です。
おすすめのサービスをぜひチェックしてみてくださいね!
FIT FOOD HOME
“カラダに不必要な成分は一切使用しない” という考え方の元で食事作りをおこなっているFIT FOOD HOMEさん。
調味料にまでこだわった調理方法が自慢です。
シェフの無添つくりおき
化学調味料・保存料などを一切使わずに、丁寧に手作りしたお惣菜を週替わりで自宅まで届けてくれるシェフの無添つくりおきさん。
やさしい味付けで子どもが食べやすいような定番メニューはもちろん、家族みんなで同じ食事を楽しめるのがうれしいですね。
サカナDIY
ふく衛門さんの「サカナDIY」は、毎月旬の地魚料理キットを自宅に届けてくれる日本初のサービスです。
こちらはできあがっているお惣菜ではなく、自宅でちょっと手を加えて自分で完成させるミールキットタイプ。
面倒な魚の下処理を全て済ませてくれているから、最後のひと手間を加えるだけで簡単にプロの味を体験できますよ。
冷凍食品やお惣菜だって、きちんと食卓に出して、家族でおいしく食べればそれで十分。
無理せず、自分にやさしい「余白」を作ってあげることも、丁寧な暮らしの一部なんだと思えるようになりました。
遠回りして気づいた「丁寧」のかたち

「丁寧な暮らし」を目指してがんばってきたけれど、いつの間にか理想に縛られて、苦しくなってしまった日々。
そんな私が、いくつかの「やめ家事」を経てたどり着いたのは、
「丁寧って、時間をかけることじゃないのかもしれない」という気づきでした。
手を抜いたり、頼ったり、工夫したり。
どんな方法であれ、自分や家族が心地よく過ごせているなら、それがきっと「我が家の丁寧」。
ここからは、そんな私が遠回りしてようやくたどり着いた「自分らしい暮らし」のヒントをお届けします。
時間をかけなくても、自分らしい暮らしはつくれる
丁寧な暮らし=手間ひまをかけること。
そう思い込んでいた私にとって、「時短」や「手抜き」はズルのように感じていました。
でも実際に、ちょっと手を抜いてみたり工夫してみたりした結果、
むしろそのほうが家族の会話が増えたり、食卓が穏やかになったりすることがあったんです。
時間をかけることよりも大切なのは、「自分の心に余裕があること」なのかもしれません。
ごはんの支度ひとつでも、「今日もなんとかやれた!」と思えることで、1日の終わりに自分を少しだけ褒めてあげられるようになりました。
お気に入りをひとつ持つだけで、料理が少しだけ好きになれた
料理が得意でも好きでもなかった私が、少しずつ「料理って悪くないかも」と思えるようになったきっかけ。
それは、お気に入りの調理道具を持つようになったことでした。
ちょっと前まで調理道具に全くこだわりがなくて、100円ショップや量販店で値段をメインで選んでいた私。
「これを使ってみたいから、今日はちょっとキッチンに立ってみようかな」
そんな気持ちになれる道具があるだけで、毎日の料理が楽しくなることを初めて知ったんです。
見た目が好みだったり、使い勝手がよかったり。
ときめく道具がキッチンにあると、なんでもないごはん作りが前向きな時間に変わっていきました。
今では料理が苦手でも、毎日が忙しくても、自分の気持ちをちょっと上げてくれるアイテムがひとつあるだけで暮らしの景色はゆっくり変わっていくんだなと感じています。
ここからは、そんな私が実際に使って「これはよかった!」と感じた、お気に入りの調理道具を3つご紹介します。
どれも、「がんばりすぎない丁寧さ」をそっと後押ししてくれる相棒です。
RUBBER Rubber(ラバラバ)「カッティングボード」
「まな板なんて100均のまな板シートで十分」
長年そう思っていた私の常識をひっくり返したくれたのがRUBBER Rubber(ラバラバ)のカッティングボードです。
合成ゴム製でお手入れ楽々&清潔に使えて乾きが驚くほど速いのが特徴。
刃あたりも木製のまな板のようで、食材をカットするのが楽しくなりました。
ブラックのカラーもキッチンとの馴染みがよくて気に入っています。
Three Snow 新越ワークス「ピタッと!つまめるトング」
安さ重視で選んでいた頃は、トング=疲れるものという印象が強かったです。
というのも、私は手が小さめだから。
つかむときに普通の人以上に力が必要になるため、トングをうまく使えなかったんです。
Three Snow 新越ワークスの「ピタッと!つまめるトング」は、軽い力で「手の延長」みたいに使えるのがうれしくて。
豆とかミニトマトみたいな小さいものも名前通り「ピタッと」つかんでくれます。
今では炒め物もこのトングで作るほど、手放せない存在です。
Three Snow 新越ワークス「ざる屋のステンレス盆ざる 大小セット」
今まで使ってきたざるはどれもどうも水切れが悪くて、仕方なく使っているようなものばかりでした。
そんなときに知ったのが、Three Snow 新越ワークスの「ざる屋のステンレス盆ざる」でした。
足つきだからシンクに置いても安心だし、持ち手付きで水切りも楽々。
ざる専門店が作っているこだわりの目の大きさで、水切れも私史上最速です!
ザルのまま食卓に出しても馴染むシンプルなデザインもお気に入り。夏はそうめんの盛り付けに大活躍です。
まとめ|手放したことで見つけた、私らしい「丁寧な暮らし」
丁寧な暮らしに憧れて、がんばりすぎて、でもうまくいかなくて。
そんな自分にモヤモヤしながら、少しずつ家事の理想を手放していく中で、気づいたことがあります。
それは、「がんばる=丁寧」じゃないということ。
ラクすること、頼ること、ちょっとの工夫をすること。
その全部が、私にとっての「自分らしい丁寧」につながっていたんだなと思えるようになりました。
「ちゃんとやらなきゃ」と思い込んでいた頃よりも、今のほうがずっと心地いい。
そしてなにより、家族の笑顔が増えました。
がんばらなくてもいい。
手放しても、大丈夫。
この記録が、どこかで同じように悩んでいるあなたの背中をそっと押せたらうれしいです。